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時雨(しぐれ)は、日本海軍の駆逐艦。一等駆逐艦白露型の2番艦である〔#艦艇類別等級表(昭和16年12月31日)p.8『艦艇類別等級表|驅逐艦|一等|白露型|白露、時雨、村雨、夕立、春雨、五月雨、海風、山風、江風、涼風』〕。この名を持つ日本海軍の艦船としては神風型駆逐艦 (初代)「時雨」に続いて2隻目。「呉の雪風、佐世保の時雨」と並び称された武勲艦でもあった〔原為一『帝国海軍の最後』124.137頁、#日本海軍艦艇写真集17駆逐艦40頁〕。 == 概要 == 白露型駆逐艦2番艦・時雨は第27駆逐隊に所属して太平洋戦争の最前線で活動した。時雨が参加したおもな海戦および作戦は、珊瑚海海戦、ミッドウェー海戦(攻略部隊主隊所属)、マキンの戦い、ガダルカナル島の戦い(鼠輸送)、第三次ソロモン海戦(戦艦比叡救援)、ケ号作戦(牽制部隊)、ベラ湾夜戦、第一次ベララベラ海戦、第二次ベララベラ海戦、ニュージョージア島の戦い(セ号作戦)、ブーゲンビル島沖海戦、ラバウル空襲、トラック島空襲、渾作戦、マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦(スリガオ海峡夜戦)、フィリピン方面輸送作戦(空母雲龍護衛)、ヒ87船団護衛(沈没時)。僚艦が次々に撃沈される中で幾度も生還したため『呉の雪風、佐世保の時雨』と呼ばれた。本艦について歴史学者サミュエル・モリソンは著書『モリソンの太平洋海戦史』の中で「幸運艦」〔#モリソンの太平洋海戦史238頁〕、「不滅艦『時雨』」〔#モリソンの太平洋海戦史241頁〕と表現している。戦争後半には『絶対に沈まない』という神話を持つに至った歴戦艦だったが〔#終わりなき海軍37頁〕、1945年(昭和20年)1月24日、輸送船護衛中にマレー半島近海でアメリカ軍潜水艦に撃沈された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「時雨 (白露型駆逐艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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